4.社会復帰編

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50話「抱えたままの夜」

早苗は寒そうに手を擦りながら、「ねえ!どうだった?何かいい情報はあった?」と興味津々で聞いてきた。私は恵美さんのことをどう説明するか決めかねていたので、「早苗のほうは?」と聞き返した。「私のほうは進展なし。まだあたってもらってるんだけどね」...
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49話「再会の代償」

恵美さんだった。私がBARに勤めていた頃に知り合った女性で、その当時、短い期間ではあるが付き合っていた。二人目の男性は「えっ!知り合いなの?」と驚いている。恵美さんは意味深に「彼のことはよく知ってるわよ」と私を見たまま言った。「それじゃあ、...
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48話「思いがけない再会」

やはり朝のラッシュに巻き込まれた。陣さんのいる拘置所は都市部の街中にある。収容人数も多く、朝一くらいで受付しないとかなり待つことになる。拘置所に着いたときには、すでに二十人ほど並んでいた。待合室で順番を待ちながら、陣さんからの手紙の内容を思...
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47話「速達の知らせ」

ある日、陣さんから速達で手紙が届いた。速達で届いたことなどなかったので、何かあったのかと急いで封を切った。いつもの陣さんらしい冗談から入る内容だった。読み進めると「はっ?結婚?」思わず口に出た。キッチンにいた早苗に聞こえたらしく「結婚!?」...
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46話「再会の約束」

早苗を起こさないように、そっとベッドから出る。リビングのソファーに座り、コーヒーを飲みながら今日の予定を整理する。朝一で井原君の面会と石鹸箱の差し入れ。佐藤さんの件で、夜の仕事で知り合った者と二人会う予定だ。詳しいことは会ったときに話すと伝...