2026-02

2.留置所編

6話「慣れていく自分」

留置場での生活にも、少しずつ慣れていく自分がいた。それが良いことなのかどうかは、その時はまだ分からなかった。朝は、起床の合図が鳴る前に目が覚めるようになっていた。合図とともに布団をたたみ、そのまま掃除に取りかかる。初めは強い抵抗があったトイ...
2.留置所編

5話「決められた時間の中で」

留置場での生活は、一言でいうと、自由とは全く真逆で、ルールと時間に縛られた生活だった。朝7時に起床し、掃除をする。朝食をとり、短い運動の時間があり、その後は取調べ。昼食を挟んで、また取調べが続く。夕食のあとも、日によっては取調べがあり、最後...
2.留置所編

4話「自由が奪われた日のこと」

逮捕された時、驚くほど自分は落ち着いていた。「ああ、やはり来るべき時が来たか」そんな感覚だったと思う。ただ、初めてかけられた手錠の感触と重さは、今でもはっきりと覚えている。逮捕されたのは夜中の三時頃だった。留置場に入れられた時、部屋は真っ暗...