独居生活の中で、自分なりのリズムというか、過ごし方ができてきた。
朝食後、運動の日は「鳥かご」の中で、腕立て伏せや腹筋運動、スクワットなどのストレッチをする。
入浴の日は、身体が赤くなるまで浴槽につかり、しっかりと温まる。
部屋に戻ると、自分の身体から立ちのぼる湯気で窓ガラスが曇る。
そして、購入して天然の冷蔵庫で冷えているコーヒー牛乳を飲むのが、楽しみの一つになった。
あとは夕食まで、手紙を書いたり、読書をして過ごす。
静まり返った独りの空間。
時間だけは、たっぷりとある。
手紙を書いたり、本を読むには、とても集中できる環境だった。
夜になると、ローカルなラジオが流れる。
いつの間にか、それを聴くのも楽しみの一つになっていた。
社会にいた頃、よく聴いていた曲が流れると、その頃のことを思い出し、感慨深いものがあった。
陣さんとは、頻繁に手紙のやり取りをしていた。
だが、私が出した手紙を最後に、返信が届かなくなった。
急にどこかへ移送されたのか。
それとも、懲罰にあげられたのか。
懲罰とは、規律に違反すると拘置所内の懲罰房に入れられ、手紙や面会、運動、入浴など、
すべてが禁止される制度だ。
一日中、正座をして過ごすことになる。
とにかく、ここではどうすることもできない。
待つしかなかった。

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